JR北宇智駅のスイッチバックについて説明するページ。図表を用いており、個人的にかなり気合いが入っているページだったりする。左の画像は駅の北部に位置する住川街道踏切の脇に立てられている注意書き看板の画像である。スイッチバック実施時は概ね5分の「開かずの踏切」であったらしい。2007年3月のスイッチバック廃止後は、開かずの時間が1/3に短縮されて見込みとのこと。単純にみて列車が踏み切り箇所を通る回数が1/2になるので、それだけでもかなり違ってくるというわけだ。
まずはJR北宇智駅付近の地図とスイッチバックの様子を地図的に表してみた。我ながら強く思うのだけど、実に読みにくい図表になってしまった(反省)。まあその点は、後日気が向けば修正していくとしたい。それはともかくおおまかな概要はご理解いただけたでしょうか? 北宇智スイッチバックのポイントは、真ん中で線路が「×」状にクロスしていること。加えて右端の線路の傾斜(20‰、20パーミル)にもご注目いただきたく思う。2次元を3次元で置き換えるのは、少し大変なのだけれども、このあたりは日頃より培った想像力で勝負していただきたい。
列車は五条方面から20パーミルの坂道をグイグイと登ってくる。ホームを左手車窓の斜め上に見ながら、一度駅を通過して、駅北部にある「住川街道踏切」をも通過してしまう。そして、ようやく停車。すると電車の前後の向きが180度変更になる。列車は北宇智駅に入場する必要があるので、運転士がそれまでの前部運転室から後部へと移動する。こちらの後部コックピットは、つかの間の「前部」になるというわけだ。
「つかの間」と書いたのだが、文字通り待つことつかの間である。ホームで停車した段階で再び列車の前後は逆になるので、ホーム上で2度目の運転室転換が行われる。その作業におよそ2分〜3分。この所用時間は列車の種類よって異なり、快速の場合はワンマンではないので30秒ほどの停車時間しかない。全ての作業をスベカラク終えた電車は北宇智駅を出発。跨線橋の向こうでクロスした線路を横断して奈良・御所方面にグイグイと登っていく。
脇で見ていても実感できるのだが、実に時間のかかる作業である。1日の利用者が約200人という小さな駅なので、ここであまり時間をかけるのもどうかと思ってしまう。ましてや20‰程度の傾斜なら問題なく登ってしまう電車ならなおさらのことである。
おおむね上りの反対になる。下りの場合、列車は先にホームに入る。ホームを出発した電車は、今し方やってきた方向にしばらく走り、スイッチバック専用の引き込み線で運転室変更を行い、2度目の正直で五条方面に出発する。
車内にチラと目をやると、予備知識のない旅行者然とした方が、すわ何事!?とばかりキョロキョロなさっていることがある。こういう場合、地元の人間としては「ワシら地元民やから、これくらいでは驚かんで」という体を決め込むのが正解(なのかな?)かもしれない。